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皆様からの寄付

2020年08月13日

新型コロナウイルス感染症の対策のために、日夜奮闘されている世界中の人々に心より感謝申し上げます。すべての人が、それぞれのおかれた場所で努力を続けておられることにこそ希望があるのだと感じております。

メコン総合研究所(GMI)では、これまでに建設・贈呈した36校の寺子屋の子どもたち(11,500名)が新型コロナウィルスでより困難な状況下に置かれた現状を鑑み、“未来を自分たちで創ること”への願いを込めた、緊急支援のチャリティーライブイベント「Terakoya Charity Live」を行いました。ライブは、ミャンマーの地デジタル放送Channel Kで6月18日と21日に放送(21日は再放送)、このフェイスブック上では6月21日と27日に配信いたしました。チャリティライブにはミャンマーから20名、日本とアメリカから1名ずつの合計22名のアーティストが参加し、合計43曲の3時間40分もの長いライブでした。

チャリティーライブ開催日の6月18日から皆様から寄付金の受付を開始し、締め切りの7月31日(ミャンマーでは連休のため8月4日締切)までに、日本、ミャンマー、アメリカ、台湾、フィンランドの寄付者の方々から、1,412,500日本円、12,482,400ミャンマーチャット 、800米ドルと2,000枚の洗える布マスクのご寄付を受け賜りました。

皆様から受け賜りました寄付金で、36校の寺子屋に各教室(合計約200教室)にデジタル体温計1個と蚊取り機2個ずつ、学生や先生たちに洗える布マスク(先生にはフェスシールド追加)、学生数に合わせての手洗い場とハンドソープセットの設置の贈呈を行う準備をしております。

現時点では一部の寺子屋(高校がある寺子屋)だけが再開しており、他の寺子屋小・中学校の再開が未定のままになっております(ミャンマー全国にある公立の学校も同じ状況です)。そのために、まずは下記の3校の寺子屋(高校生が通っている寺子屋)に感染防止用物資を8月中旬にお届けする予定です。

(1)ダマディパ寺子屋 (ヤンゴン管区タンリン地区)
 高校生135名に洗える布マスク、先生8名に洗える布マスク及びフェスシールド、教室4つ分のデジタル体温計と香取機、学生数に合わせての手洗い場とハンドソープセットの設置
(2)ミャティンギー尼寺子屋 (ヤンゴン管区ミンガラドン地区)
 高校生11名に洗える布マスク、先生8名に洗える布マスク及びフェスシールド、教室4つ分のデジタル体温計と香取機、学生数に合わせての手洗い場とハンドソープセットの設置
(3)トゥカカーミー尼寺子屋 (ヤンゴン管区ミンガラドン地区)
 高校生76名に洗える布マスク、先生8名に洗える布マスク及びフェスシールド、教室3つ分のデジタル体温計と香取機、学生数に合わせての手洗い場とハンドソープセットの設置

恵まれない子どもたちにとって、身と心の拠り所のセーフティネットとして、寺子屋の役割はとてつもなく大きいな存在であります。その寺子屋の存続の第一歩である、寺子屋の再開ができるように感染防止に必要な備品をお届けできるように、ご協力頂きました皆様に心より御礼を申し上げます。

また、前代未聞のこのコロナ禍の大変な状況をどうかご無事でご健康で乗り越えられますように、心よりお祈り申し上げます。